イヌの社会性
犬の飼い方2018/04/19
イヌの社会は群れ社会/イヌはコミュニケーション動物
イヌの社会が人間と同じ群れ社会であることは良く知られていることです。群れで暮らすことは1つの社会集団を形成することになり、必ずコミュニケーション手段が必要となります。人間では言葉や文字、ジェスチャーなどいろいろな方法がありますが、イヌの場合はどうでしょうか?
基本的には視覚に頼るコミュニケーション、聴覚に頼るコミュニケーション、嗅覚に頼るコミュニケーションに分類することができます。視覚コミュニケーションでは歯をむき出して見せる表情や姿勢などがあります。聴覚コミュニケーションでは威嚇のための吠え声や甘え声などがあります。嗅覚コミュニケーションでは体臭やマーキング(臭い付け行動)などがあげられるでしょう。
(ネコは単独で生活する動物ですが、愛玩動物として食に困らない人間との共同生活においては、人間も含めた群れでの生活に順応してきていると考えられます。)
イヌは群れ(集団)で狩りも行いますが、素晴らしいコミュニケーションによって社会生活を送っている動物
コミュニケーションとは相互通信ができていなければなりません。飼い主と愛犬においてはどのようなコミュニケーション方法があるのでしょうか?
目を合わせる、声を掛ける、体に触れる、ご褒美をあげる、音などで合図を送るなどいろいろな方法が用いられていますが、愛犬のコミュニケーション合図を確実に受け止め、こちらからのコミュニケーション合図を確実に愛犬に伝えることが、愛犬のしつけトレーニング上達への早道といえるでしょう。
トレーニングゲーム中に1分間に1回しか愛犬とのコミュニケーションをしない飼い主と、3回も4回も行っている飼い主では、愛犬からの信頼も好感も段違いに異なってくるのが真実です。しつけのゲームや競技に参加する場合も同様で、常に愛犬とのコミュニケーションをどれだけ頻繁に多くできるかがポイントになります。
日頃から愛犬とのコミュニケーションを活発にとれるようにし心がけておくことが重要なんですね。愛犬とのコミュニケーションを活発にとるためには、普段の暮らしの中で愛犬のことを良く観察し、理解するように努めることを忘れないようにしましょう。
コラム提供:特定非営利活動法人アニマルワン
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