【“命の商品化”を考える vol.6】具体的な飼育管理基準案について…日常動作が可能なケージと閉じ込め飼育の防止
動物関係法令&知識2020/11/17
7月10日に開催された第6回「動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会」において、環境省が最初に提案した「飼養管理基準」案は、特に繁殖業者における犬・猫の飼育スペースに関するものであった。
前回紹介した通り(命の商品化を考える vol.5)、この管理基準における最大のポイントは「閉じ込め型の飼養を防ぐ」ところにある。2つのパターンでの基準案が示されたが、共通するのは運動の義務化である。運動スペースの確保と常時使用可能な管理、および1日あたり最低3時間の運動をさせることが求められる。ペットホテルや動物病院など一時的な保管を除き、ケージ内でのみの飼養は禁止される...
記事提供:動物のリアルを伝えるWebメディア「REANIMAL」