ペット防災 第4回「避難所では」

ペットと暮らす2019/05/05

 

 

災害時には避難所で暮らさなくてはならない状況になる事があります。

 

その際に飼い主が気を付けなければいけない事についてお話します。

 

前提として、飼い主が理解しておかなければいけないのは避難所にペットを連れて行けても、ペットが必ずしも避難所の中に入る事が出来る訳ではないと云う事です。

 

 

自治体、また避難所によってはペットは屋外に置いておかなければいけないケースもあります。
実際に熊本地震、西日本豪雨災害では最初からペットの避難所内への立ち入りを禁止していた避難所もありました。

 

もし、避難所の中にペットが入れたとしても飼い主には様々な事が求められます。

 

先ずはペットの所有者明示です。
これは避難所内に入れる、入れない関係なく行うべき事です。
その子は誰のペットであるのかを避難所運営者のみならず、避難所にいる人たち全てにわかる様に明示して責任の所在が誰にあるのかを知らせる必要があります。
その為には鑑札やマイクロチップだけではなく、誰にでもわかる「迷子札」の装着が必要です。

 

次に避難所での同行避難を成功させる為にはペットと同行避難した飼い主とそれ以外の人たちとのスペース分離が必要です。
避難所の規模にもよりますが、スペース分離出来れば避難所内での同行避難が長期間可能となる場合もあります。
実際に熊本地震では約4カ月避難所の中で暮らす事が出来た飼い主とペットがいました。

 

 

飼い主の側が積極的にスペース分離を行ってください。

 

 

スペース分離と共に、避難所にペットと同行避難した飼い主の皆さんで「飼い主の会」を作ってください。
飼い主が「自主的」に作る事が理想です。
「飼い主の会」を作り、責任者や担当を決めてください。

 

責任者が避難所運営者と連携し、避難所の方針を飼い主全体に周知し、飼い主側の情報や要望を避難所側に伝える事が可能となります。

 

でも、一番大切な事は「飼い主の会」を作る事で避難所にいる飼い主全体のマナー向上を図る事と、他の被災者への配慮を怠らない様にする事です。

 

当たり前ですが、マナーも守らず、他の被災者への配慮も行わなければ、飼い主が避難所側に支援を求めたりは出来ません。

 

避難所にいる被災者の皆さんは大きなストレス下にあります。

 

そんな状況でペットの飼い主がマナーを守らなかったり、他の人たちへの配慮を怠れば、例えそれがたった一人の飼い主であっても飼い主全体が困る事になり、最終的に困るのはペットたちになるのです。

 

 

避難所では飼い主全員で「飼い主の会」を作り、飼い主全員でマナーを守り、飼い主全員でしっかりとした配慮をする事が大切です。

 

それが大切なペットたちを守る事になるのです。

 

一般社団法人HUG代表理事

冨士岡 剛

 

 

 

ペット防災 第5回「離れても家族」

 

 


コラム提供:一般社団法人HUG


#ペット防災 #避難所では

 

 

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