ペット防災 第5回「離れても家族」

ペットと暮らす2019/05/20

 

 

災害時のペット同行避難についての話をすると「家族だから災害が起きても絶対にペットと一緒にいる」

「避難所に行けないなら野宿してでも愛犬と一緒にいる」

そう言う人たちもいます。

 

気持ちはわかりますが愛するペットたちにとって本当にそれが最善の選択であるのかを冷静に考えて欲しいと思います。

 

避難所へ行けなければ「物資」や「情報」等の災害時に必要なものを得る事が遅れてしまいます。

自宅避難も選択肢の一つですが、相当な準備がなければ二次災害での命の危険もあります。

 

「家族だから絶対に離れない」それは大災害の経験がないから言える事です。

「避難所に行けないなら野宿してでも愛犬と一緒にいる」そうするつもりならしっかりとした備えが必要なのです。

 

熊本地震の現実。

それは「ペットを愛するが故に、そのペットが災害からの復興の足枷になる」と云う事でした。

 

災害時には被災者である飼い主が一日でも早く元の暮らしを取り戻す為に愛するペットと一時的に離れて暮らす選択肢を持っておくべきです。

信頼出来る預け先、それはいぬ友、ねこ友、動物病院、親類、、、普段からのコミュニケーションが大切です。

 

ペット防災の基本ですが、普段からの飼い主の行動が災害時に愛するペットを守るのです。

 

※災害時に動物愛護団体に預ける場合はしっかりと団体を見極める事が重要です。
熊本地震でも、他の災害でも様々なトラブルが起きています。

 

一般社団法人HUG代表理事

冨士岡 剛

 

 

 

ペット防災 第6回「ペット専用避難所と災害時の地域コミュニティ」

 

 


コラム提供:一般社団法人HUG


#ペット防災 #同行避難 #離れても家族

 

 

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